発達外来は市外にあり車で40分ほどのところです。
この時ばかりは主人もついてきてくれました。
息子は病院というだけで、めちゃくちゃ嫌がります。
行く前に何度か泣きます(2021年現在は泣かなくなりました😁)
なんせ昨日は「低身長の疑い」で受診し採血で号泣し先生から「チ○チン見せてください」と言われたのですから。
今度は何をされるのか不安で仕方ない様子
私はびっしりと質問が並んだ問診票2枚くらいにチェックを入れ、2歳の頃から息子の興味が限定的なこと、就学してから癇癪がひどく回数が増えたこと、7月から完全不登校になったこと、隣のクラスの先生の声やクラスのザワザワがうるさくて授業が聞こえない(聴覚過敏)、低身長、偏食ぎみなど思いあたる事を細かく記入しました。
いざ診察室へ。
発達外来の先生(以降H先生)より自己紹介がありました。
「僕は自閉症です。
あまり人と視線を合わせられません。
小さな頃は逆さバイバイをしていました。
自分の子供たち3人も発達障害です」
この先生は信頼できる。
私は直感的にそう思いました。
最初から息子が嫌がらずに診察されているのを見て驚きました。
H先生から息子に名前や年齢、好きな食べ物など、いくつか質問されていました。
H先生「国語は好き?」
息子「嫌い」
H先生 「季節は何がすき?」
息子 「きせつ…?」
私 「季節とか時間、朝昼晩、昨日今日、右左などが、いまいち分からない様で時計や文字にも興味を示しません。絵は沢山描くのに文字を書くのはとても嫌がって癇癪を起こします」
H先生「わかりました。」
その他いくつかのやりとりをした後、私と主人だけ診察室に残り息子はスタッフさんとプレイルームへ。
H先生より発達障害について、ご自身の幼少期やお子さん達の話も交えながら軽い説明がありました。
学習障害、自閉症スペクトラム、ADHDについては私も軽く知ってたし
息子がそうじゃなかろうかと思いはじめていたので受診したのです。
H先生が言われました。
「発達障害の特性があっても診断を受けるか受けないかは親御さんが決められてもいい状態かと思います。
ただ本人が生きている中で困っている、困り事が多くて支援が必要だと判断されるなら診断を受けられた方が良い。
でも本人も家族も学校の先生や周りの友達も誰も困っていないのであれば診断は必要ないかと思います。
でも息子さんは教室に居ることが出来ない、字を書けるようになりたい、読めるようになりたいけど書きたく無い。読めない。けど書かなくちゃいけないし読まなくちゃいけないから困っていると思いますし、不登校になって鬱っぽいという二次障害が出ている状態です。
療育を受けるためには受給者証やWISC検査の結果によって療育手帳を取ることもできます。
診断を受けたことや手帳取得は学校や周りに言うか言わないか親御さん次第です。
診断があれば療育を受けれますし療育機関で息子さんの居場所作りや学びに繋がったり、社会性を身につけたり、さまざまな支援を受けれますよ。
診断は盾にも矛にもなります。」
私「そうですね。診断お願いします」
即答です。
私も息子も困っているのだ。
助けが必要なんだ。支援が必要。
H先生の診断は「自閉症スペクトラム」
補足として「発達障害とはADHDやアスペルガーや学習障害など連続体で繋がっている特性もあるので必ずしも自閉症だけ、というわけではないのですが今は、その特性が当てはまると思います。
診断名などは大人になるにつれて出てくる困り事によって変わる事もあります」とのこと。
なるほどなぁーーー!納得納得!
(多分、主人もふんわり理解してそうな感じ)
診断を受けた事でスッキリした私でした。
息子は怠けてるわけじゃない。
出来なくて困ってたんだ。
早く診断をもらえて本当に感謝。
発達障害だと認めたくない親御さん何人かから、よく相談を受けるのでH先生の話してくださった内容を、いつも話してあげています。
困っていて一番辛いのは子供なんだよって。
皆と同じようにやりたくても出来ないんだよって。
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